シーリーベッドのクラウンジュエルの特徴とメリット・デメリット
シーリーベッドの最高峰マットレスシリーズがクラウンジュエル。
シーリーが進めてきた研究と技術の全てが集約されています。
クラウンジュエルにカテゴライズされているマットレスは、
- ターコイズⅡ
- ラズライトⅢ
- アメジストⅡ
の3つのモデル。
クラウンジュエルに共通する特徴は、まず何と言ってもポスチャーテックDSSコイルが搭載されていること。
このコイルこそがクラウンジュエルの優位性であり、シーリー最大の武器だと言っても過言ではありません。
ポスチャーテックDSSコイルは、基本的には連結スプリングです。
全てのコイルはつながっていて面で受けとめる構造。
ただ、ポスチャーテックDSSコイルは連結部分の上に個々のコイルからさらに巻きがあります。この飛び出た部分はつながっていないので独立して動きます。
コイル上部はポケットコイルの働きをするのです。
つまりポスチャーテックDSSコイルは連結スプリングとポケットコイルの両方の良さを兼ね備え、耐久性と身体を支える支持力、さらに体圧分散性にも優れた画期的なコイルだといえます。
プレッシャーリリーフインレーが搭載されているクラウンジュエル
またクラウンジュエルには全てのモデルでプレッシャーリリーフインレーが搭載されています。これは5ゾーンで身体を適切に支えるためのクッション材で、腰からお尻があたる中央部には高反発ラテックス、その両サイドに低反発、そして両端は通常のウレタンと部分的に素材を変えています。
最も荷重がかかる中央部を高反発でしっかり支え、横向きで肩があたる部分は痺れにくいように低反発が使用されています。
プレッシャーリリーフインレーが入ることで、より正しい姿勢で寝ることができるのです。
クラウンジュエルの大きな特徴はポスチャーテックDSSコイルとプレッシャーリリーフインレーが搭載されていること。素晴らしい寝心地が期待できます。
ただ、クラウンジュエルにも弱点があります。
それは詰め物が多いせいでマットレスがとにかく厚いこと。
その厚みは40㎝を超えています。こうなると市販のシーツではなかなか合わない。
シーリーの純正かオーダーで作るしかありません。
ただ最近では他社でも厚みがあるマットレスが増えています。
探せば多少は選べるかもしれません。
シーリーベッドのクラウンジュエルのデメリットは厚すぎるがゆえにシーツの選択肢が少ないことですが、寝心地を犠牲するほどのデメリットではないかもしれません。
最後にクラウンジュエルのコストパフォーマンスについてですが、正直コストパフォーマンスは抜群です。これだけのコイルにかなりの詰め物。
耐久性も体圧分散性も高く、シングルで20万円台。
驚きの価格と言っても過言ではありません。
とにかく寝心地重視でベッドを選ぶならクラウンジュエルは絶対にチェックしましょう。