理想の快眠マットレスって、どういうものを指すのかご存知ですか。
せっかく眠って1日の疲れをとろうとするのですから、睡眠をとる以上は快眠したいというのが人間ですよね。
そして、その快眠することで養った精気は、また今日も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
まず快眠するということはどういうことなのでしょう。
これが分かっていないことには理想の快眠マットレスに出会うことはできません。
ベッドの選び方もなにを目的に選ぶのかが重要なので、まずは快眠とはどのような睡眠のことなのかを理解しておくことが大切です。
快眠するということは脳が寝ている時間を長くすること。
つまり脳を休めることが大切なのです。
脳が寝ているノンレム睡眠をできるだけ深くすることが快眠へとつながります。
では快眠を得るためには何が必要かというと、眠っている間の部分的なうっ血をできるだけ少なくするということです。
毛細血管の圧迫は心臓に負担を与え、無意識に防衛本能により寝返りを引き起こします。
寝返りは血液を流すための本能的な動きなのです。寝返りは脳が起きている状態で引き起こされます。
これが快眠を妨げているのです。
そして、部分的なうっ血を少なくすることにより、不要な寝がえりが減るので、脳を眠った状態に保つことができるのです。
こう考えると、本当に理想なのは超能力かなにかで空中に浮いて眠ることができれば理想的です。
ただ、もちろんそんなわけにはいかないですし、寝返りには重要な役割もあるので、ゼロにすることはできません。
ようは不要な寝返りを減らすことが大切なのです。
そこでマットレスが非常に重要になってきます。
まず、凹凸のある身体の部分的なうっ血を防ぐためには、体重をしっかりと分散する必要性があります。
人が横になったとき、圧力はどうしても肩やお尻にかかりやすくなります。
その圧力を背中や腰、足やふくらはぎまで分散していくことができれば、肩やお尻にかかる負担を減らすことができます。
これが部分的なうっ血を軽減することになるのです。
つまり、快眠に理想的なマットレスとは、部分的な圧力を全体へと分散させることができるものということになります。
硬すぎるマットレスでは、寝たときに必ず隙間ができてしまい体圧をうまく分散することができません。
体格にもよりますが、多少は身体を沈めないことには体重を背中や腰などに逃がすことはできないのです。
圧力を全体へと分散させるマットレスを選ぼう
現在、寝心地を売りに開発されているマットレスは、この体重の分散に力を入れてつくられています。
これらのマットレスに共通するのは表面が柔らかいこと。
各メーカー多少の違いはあるにしても、グレードが上がればマットレスの表面はソフトになっています。
ベッドは硬いほうがよいという先入観で選んでいるといつまでも本当に快眠できるマットレスを選ぶことはできません。
もちろん好みもありますが、まずは先入観を捨てて、快眠するためには寝返りを減らすことが大切だということを理解してマットレスを選んでみてください。
今は昔とベッドの選び方が違います。
技術は進歩し、人間工学も急激に発達しています。
20年前に購入した時とは選び方が根本的に違うということを受け入れてみましょう。